コミュニケーションを上手く進めるために、
いくつもの書籍が出版され、セミナーも数多く開催されていますね。
これだけあればコミュニケーションスキルなんかは知らない人は居ないんじゃないか?と思うのですが、
相変わらず残念なコミュニケーションは続いています。
そして、残念なコミュニケーションをしている人はスキルや、やり方などの手段は『知っている』事が多いです。
その様な手段を知らなくても、コミュニケーションの結果を変えるポイントをお伝えしようと思います。
あなたが思った事が100%伝わることはない
これだけ知っていて、意識してください。
それだけであなたのコミュニケーションは変化するでしょうし、その結果も良くなると言えます。
「伝えるためにスキル云々を学んでいるのでは?」と思っているでしょう。
確かにコミュニケーション・スキルは伝えるために存在します。しかしスキルを使えば伝わるという訳ではありません。
少しでも正しく伝えるためにスキルは存在します。
コミュニケーションスキルを使えば簡単に伝わるのであれば、こんなにも多くの書籍やセミナーがでる事はなかったでしょう。
セミナー講師やトレーナーをやっている方はたくさん勉強をしています。
そして、その講師・トレーナーの多くはこのことを理解しています。
「コミュニケーションの事を知れば知るほど、伝えたい事が100%伝わるのは奇跡」と話をしたこともあります。
ではどうしましょうか?
仕事の場面でこんな事ありますよね。
あなたが言った事を相手は頷いて聞いている。
「わかった?」
「はい!」
問いかけに少し食い気味で力強い返事が返ってくる。
大丈夫だろうと安心して任せる。数日後にもう一度同じ事を言うまでは。
あなたが聞く側になるパターンもありますよね。
『こういう事だな・・・』と想像しながら聞いて、「わかりました」と答える。
成果報告に行くと「何を聞いていたの?」と言われてしまうパターン。
これらは、伝わっているという楽観的思考によっておこった出来事です。
この様な場面で『正しく伝わることはない』という意識があったとしたらどうでしょうか?
「わかった?」「はい!」で済ませるでしょうか?
自分が想像できて良しとしてしまうでしょうか?
あなたなら何を変えますか?何を加えますか?
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