デジタルツール使っていますか?
企業の活動の色々な場面で使えるデジタルツール、ウェブサービスやSNSありますよね。
年々、その数は増えていき、「どれを使えば良いのか、わからない!」
と導入に足踏みしていたり、
新しいモノが優れていると常に乗り換えをしたり・・・
今回は安易にデジタルツールで業務を回そうとするのは
ちょっと待ってください。
という内容です。
先日、11/30日(金)はRead for Action協会主催のエキスパートカフェでした。
それに連動する形で、各地でファシリテーターがサテライト会場を設け、
数十人が同時に本を読み、質問を作り、気づきをシェアする。
著者(監訳者)が質問に答えながらの講演を視聴する。
という読書会で、私も浜松のコワーキングスペースをお借りして
「浜松サテライト」やって、参加者のお二人と一緒に学ばせてもらいました。
課題本は「成約のコード」
2018年11月の中旬に発売されました。
マーケッターの神田さんが監訳された本です。
デジタルと、アナログの営業現場を連動させて、成約に結びつける
最強のノウハウと表紙にあります。
でもデジタルツールを上手に使って、
手間を変えずに自動化しよう!って本ではありません。
デジタルツールに頼り切って失敗した
オンラインの講演の中でこんな質問と、それに対する神田さんの回答がありました。
Q.AIでランディングページを作成することはできるのではないか?
A.それっぽい言葉を並べることはできるかもしれないが、感情を動かすページを作るのは無理でしょう。
仮にできるようになっても、他の企業もAIでやるので優位性が消え、むしろ弱体化してしまう。
マーケティングオートメーションが広がって、
導入の敷居も下がってきました。
その結果、価格競争で生き残るしかなくなってしまい、
それぞれの企業は自分の体力を削り続ける時代になってきています。
デジタルツールに頼りきって、どことも変わらない事をやってしまっては
弱体化する未来しか見えてきません。
それを聞いてて、営業・マーケティングではありませんが、
デジタルツール導入してこけて、前より悪化したのを体験した事を思い出しました。
私が体験したデジタルツールはコミュニケーションツールなんです。
メール以外でのコミュニケーションツールを使って、
社員同士のコミュニケーションを活性化させようとしていたみたいですが、
他の企業の成功事例を読んで、飛びついて導入。
上手くまわらないから次のツールへ・・・
というのを何回か繰り返しやっていました。「やる」というのはアナウンスがあるので、始まりがわかるのですが、
自然消滅で止めるので、終わりがわからないのと、
「なぜ導入しているのか?」「なぜ止めるのか?」が曖昧で、
現場の従業員には不評で、
自分たちの強みを潰し、弱みを露見させる結果になりました。
目的を見失って、振り回されると失敗するよね。
というのはデジタルマーケティングでも同じなんだな。と
デジタル更新国「日本」で良いのか?
マーケティングに関わらず、ビジネスの最先端は英語圏です。
英語圏で成功した事例を日本に持ってきて展開するだけで、
成功するとも言われています。
それだけ、英語圏と日本のビジネス世界は違いがあるということなんですが。
「英語圏」と書いています。
アメリカだけではなく、「英語」を生活に取り入れている国は、
アメリカのビジネスを日本よりも早く取り入れる事ができてしまいます。
今回の課題本「成約のコード」の
原著「THE CONVERSION CODE」も2016年に発売されています。
英語圏の人がこの「デジタルツールと営業現場を連携するために大切な事」を
知ってから、日本でこの情報を手にすることができるようになって
既に2年が経っています。
この2年を「短い」とみる人は、ビジネスの世界には居ないのではないでしょうか?
既に2年の遅れがある状況で、”検討”でまた数年掛ける事は危険ですよね。
デジタルに頼らないためにデジタルを使え
デジタルツールに頼りきると、企業は弱体化する一方。
しかし、デジタルツールを使わないという選択肢は、
海外企業から市場を奪われる危険もあります。
じゃあどうするの?
って事でひとつの答えが「人間的な営業をつなぐ」という
本の帯ではないかなと思いました。
講演の中でも
「自分たちの強みを見つけ、デジタルツールを使わなくするために、デジタルツールを活用した」
事例が紹介されていました。
この1年の神田さんの講演では、良く出てる名前でしたね。
自分たちの強みが、人と接する営業であれば
その魅力を120%伝えるためにデジタルツールを使う。
他に強みがあれば、それを引き伸ばすためにデジタルツールを使う。
強みがわからなければ・・・デジタルツールで見つける。
メインはアナログな営業であったり、人。
それが動きやすいようにするのがデジタルツールに役割。
と考えて導入するのが大切ではないでしょうか?
今回の課題本の購入リンクを付けておきます。
間違ったデジタルツールの導入で、体力が無くなる前に。
¥2,000程で買える本です。
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