引っ張り上げるコーチングは気をつけてください

浜松街中のとある居酒屋で

「今、コーチング受けてたみたいなんですが、横で見ててどう思いました?」
と聞かれました。

その方、(Aさんとしましょう)
AさんはBさんと話しをしていました。
Bさんが帰った後の一言です。

Aさんは私がコーチングを広めようとしているのを知っている方で、
実際にコーチングセッションはやっていませんが、
私がどうやって話を聞くか、何を大切にして聞くかなどを
対面して感じてくれている方です。

グイグイ来る?

Aさんの隣(Bさんの反対側)に私も座っていたのですが、
別の方と話をしていたので、全部は聞いていませんでした。
何があったのか?
冒頭の質問を私にするに至った経緯を聞いていきました。

Aさん曰く「グイグイと来るし、所々カチンと来る」

要約するとこんな感じです。

  • Bさんがイニシアチブ取ってる
  • Bさんの価値感を共有しようとしている
  • Aさんの価値感を否定する

Aさんの話しを聞いて私は一言
「・・・うーん、”コーチング”じゃなくて違う名称付けて欲しいね・・・」

最初の内からクローズドクエスチョンで、
Bさんが目標にしている所に”持っていこうとしている”のがわかりやすい。

AさんとBさんの話しは聞いてなかったけど、声のトーンやテンションは全然違っていた。

Bさんの「素晴らしい世界」へAさんも来いよ!って感じかなぁ・・・

クライアントが100%「OK」を出せる事を手伝う

私は「成果を出すこと」「結果を出すこと」だけがコーチングだとは思っていません。
クライアントが自分の今を承認できるように、
100%のOKが出れば良いと思っています。
そして、コーチである私はクライアントと伴走するつもりで接しています。

クライアントが止まる、歩く、走る、ゴールする、道を変える。
これらの行動に勝手に力を加える事はしません。
クライアントが今現在も、未来から振り返っても「OK」を出せる。
そんな決定ができるのを手伝うだけです。

そのために大切な事は、
クライアントの価値感、価値基準を尊重することです。
そして、それを知るためには話を聴く事と、
望ましい状態はクライアントが作ると言うことですね。

引っ張られたいなら止めません

コーチを名乗るBさんが、
Bさんの望ましい状態を共有して、
このゴール良いよね!
行きたいよね!

その場で聞いたら、魅力的なゴールに聞こえると思います。
ゴールにたどり着くと、達成感もあると思います。
ただ、100%OK出せるのか?は疑問です。

それでも、引っ張られたい。
なにか魅力的な目標を設定して欲しい方には
求められる役割かもしれませんね。

まぁ、グイグイ引っ張っていくのは
コーチングとはまた違う表現をして欲しいな。
と1コーチの意見でした。
良い表現あったら教えてください!

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