時代背景って大切だと感じた令和初の夏の日

夏休み、盆休みと学校、企業の休みの時期。
週末の夜にはどこかで花火の音がする。で、花火と言ったら浴衣ですよね~。
ちょうど浴衣の子が目に入ってこんな言葉が頭に浮かんだのですが、
洋服文化だと意味がわからなくなるなぁという言葉でした。
それは・・・・・・”無い袖は振れない”

無い袖は振れないの意味

お金がない時に金銭的な援助を申し込まれてもどうしようもない。
持ち合わせがない時に借金の返済を迫られたても何も返せない。

意見やアイデアを持ち合わせていない時に、聞かれても何も答えられないというような時に使いますね。

「なんで『袖振る、振れない』なんて言うの?」と思いませんか?

洋服文化だと袖を振る状況がなかなかイメージできない。
そもそもこの言葉が生まれた時代は和服しかない時代ですからね~

なぜ袖を振る・振れないなのか

浴衣や振袖、着流しとかを調べてもらえばすぐにわかると思いますが、
これらは全部袖が長い。

物理的にこの袖がなければ振ることもできないワケです。
で、時代劇とかを見ているとお金をこの袖の中に入れているのを目にするように
お金をしまう場所としても袖が使われてきました。

だから、袖が振れない=お金がないという使われ方をしているんですね。

言葉は時代を映す

今回の故事成語や、哲学の言葉なんかを勉強していると
「なんか変な言葉だな~」とか
「どうしてこんな当たり前の事を大事そうに言っているんだろう?」と思う事があります。

そういったときは、言葉が生まれた時代を調べてみたり、
哲学者の生い立ちを調べてみると「なるほどな~」と納得できることが多いですよ。

流行語大賞も昔の流行語を見ても「は?」って思うようにね。

あれ?留袖は?

和服の中で”留袖”という既婚女性の正装があって、これには袖無いのですよ。
昔は女性にお金を持たせなかったのかなぁなんて留袖の袖が短い理由を調べてみたら・・・・・・

昔の日本人って袖に色々な意味を持たせていたんですねぇ
気になる方は[留袖 袖振る]でgoogleさんに聞いてみてください。

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