書籍:心理的安全性のつくりかた

こんにちは。今日は本のまとめです。
タイトル:心理的安全性のつくりかた
著者:石井 遼介さん

発売は2020年の9月。購入したのは2021年の11月。
読んで下のマインドマップにまとめたのも21年の11月でしたが、完全に忘れておりました。

目的

なぜ買ったのか?どうして読もうと思ったのか?

この本を読む半年ほど前に「恐れのない組織」という本を読みまして、
その本でキーとなっているのが”心理的安全性”でした。

「恐れのない組織」も素早く変化し続けられる、強くて柔軟な組織を作るためには、
組織内に恐れが無い=安全な状態が必要だ。とあり、もうちょっと”心理的安全性”については知りたい!と思い、同ジャンルの別本でタイトルが正に「心理的安全性のつくりかた」だったので、
どうやって心理的安全性を構築していくのか?がわかるかも?
と思い購入しました。

質問つくり

今回は割愛。

いつもは本を読む目的を達成させるための質問を作って、その答えを探す読み方をしていますが、
質問を作った(読んだ)のが2年前なので、文末に貼ってあるリンクから動画をご覧ください。
答えをまとめたマインドマップから、書き出していくとします。

心理的安全性

今回のマインドマップでは3つの軸が作られています。

  • 心理的安全性
  • 働きかけ
  • リーダー

最初の「心理的安全性」から
心理的安全性があることで、
所属している組織・チームにおいて協力体制を構築し、
お互いに貢献しあう環境が作られる。

協力しあって学習・進化ができるので、仕事のパフォーマンスが中長期的にみると向上していきます。
但し、現行の体制変更が必要なので、短期的には効率が落ちます。
短期的パフォーマンスは心理的安全性に限ったことではないので、デメリットとして考えるものではないかなと思いますね。

『安全』と言うのは、組織内での対人リスクが少ない。と言う状況で
非生産的な衝突、無知・無能・邪魔者扱い、意味のない否定が無い!という環境ですね。
自分が持っていない価値観を認めることができるので、多様性のある組織となるのでしょうか。

働きかけ

心理的安全性をつくっていくには、既存組織への働きかけが必要です。

変革のリーダーを立てて、つくっていくことになると思いますが、
社長やこれまでの重役がリーダーになって心理的安全性をつくっていく。と変わるのが大変ですね。

組織にも変えやすい部分と、変えにくい部分があり、
変えやすいのが構造・環境で、逆に変えにいくのが行動・スキルに関する部分。
これまでのリーダーから、がらりと変える=構造の変化を内外にも伝えられる。ことをやらずに
今までのリーダーが「これからは心理的安全性のある組織ですよ」なんて言っても、
形だけの変革で、根本は変わらないな。と捉えられますし、
心理的安全性組織のリーダーに必要な素養を、現行リーダーが兼ね備えているとも思えません。

そもそも、そんな素養を持っていたら組織変革の必要はなく、安全な組織ですよね。

また、新しい組織では組織内のメンバー全てが当事者として考えられる。
「私たちは」という目線で自分の事、周りの人の事を考えていけるように
働きかけをするリーダーが必要となります。

リーダー

心理的安全性をつくりあげていく。維持していくために重要なのがリーダーをやる人。

このリーダーが安全性を体現しなければならないし、挑戦しつづけることもやっていかなければならない。
リーダーも組織の一員なので「私たち」という当事者意識を持ちながら、
この組織を観察し、必要な働きかけは何か?いつやろうか?と気にしなければならない。

リーダーは柔軟に物事、対人関係を築いていく必要があるので、
自己管理スキルや、コミュニケーションスキルが高い必要はあるし、
組織運営の変容には権限と責任を与える必要も出てくる。

どんな人をリーダーにするのか?で、
その組織の本気度が出てしまいそうですね。

心理的安全性。
話しやすい。助け合いやすい。挑戦しやすい。多様性のある組織・チーム。
言葉で書くと簡単そうだけど、
既存組織の変革としては短期でできるものではなさそうだ。

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