哲学は使えるのか?

哲学とは何だろうか?

こんにちは、今晩は。
皆さんは『哲学』って聞くとどんなイメージを持っていますか?

・昔の人が考えた人生観?
・当たり前の事を小難しく書き出した学問?

会社員を辞めて、会社から飛び出して、色んな人と話をする機会が増えた今、
『哲学』が使えるのでは無いか?と思い始めました。
それはこんな本と出会ったから。

山口 周氏の”武器になる哲学”

1回読んで、マインドマップに描き出したのが3月末でしたが、
そこからまた読み深める事を始めてしまったので、ようやくブログに書き出す。

著者の山口さんは
組織開発、人材育成、リーダーシップ育成、イノベーションで企業コンサルをされています。
その山口さんが、現場で「この哲学は使えた!」というもの50個に絞って紹介している本です。
人を育てる、組織を変える、イノベーションを起こしたい!って企業のメンバーは読むと良いと思います。

下手にどこかの企業の成功事例を取り入れるより、有意義。

なんで哲学は面白くないの?

“「Whatの問い」への答えは、ツマラナイものが多い”
と著者の山口さんも本の第一部の中で書いています。

現代の社会においては既に当たり前の事を、
昔の哲学者は長い時間を使って考え、答えを出してきました。
哲学の入門書ではその”当たり前”の事や、
今の時代では”間違い”を導き出した哲学者が紹介されていたりします。

それを読んだらこう思うのでは無いでしょうか?
「新しい事を学ぶ事はできないな」と

それに対して山口さんは哲学を2つの軸で整理すること、
それぞれの軸で2種類に分ける考え方を出してくれています。
それが・・・

  • 問いの種類「What」と「How」
  • 学びの種類「プロセス」と「アウトプット」

Whatへの問いと、その答えであるアウトプットから
何かを学ぼうとするとツマラナイと言っているのです。

「How」に対する答えを探している哲学から学ぶか、
問いや答えに辿りつくまでのプロセスから学ぶ視点で哲学に触れると、
面白くなると解釈してみました。

会社組織と個人に使えるもの

著者の山口さんと使い方は近いかも知れませんが、
私も経営者さん、会社の従業員さんの生産性向上をお手伝いさせて頂いているので、
その観点で各『哲学』について考えてみようと思います。

※不定期で色々書いていきます※

ロゴス・エトス・パトス

一度は名前を聞いたことがあるのでは無いでしょうか?
“アリストテレス”の「ロゴス・エトス・パトス」を第1回目で書きます。

書籍”武器になる哲学”でも最初に書かれているので、
わかりやすさと、重要性どちらも併せもっているのではないかな。

どれだけ論理が正しくても、それだけでは人を動かす事はできない。

と言うことですね。
理路整然と話しができて、そこに論理的な矛盾が生じない話は
聞いている相手にわかりやすさは与えるけども、
聞いた相手が動くか、自分に共感してくれるかは別。

人を動かすためには論理、倫理、情熱が揃う事が大切だと。

 

社内外でプレゼンを行う事になり、
先輩や上司に文章を手直しして貰うのも大事だけど、
プレゼンを通してあなたのどんな気持ちを伝えたいのか?
明確にしておく事も忘れない!

社内の改革を推し進めようとする際に、
数値やロジックの正しさだけで説得しようとすれば必ず反発が起こる。
倫理(道徳的な正しさ)とそれを実施する事で、
社内全体が良くなると言う気持ちも伝える事を忘れない!

という場面で使えると思いました。

論理(言葉)だけでは人は動かない。とアリストテレスは言っていますが、
そのアリストテレスも『言葉』ってすごく魅力的で人を惑わすよね。
とも言っているのが面白い。

武器になる哲学-マインドマップ

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