『いつもの会議に改革を!』

12月15日にファシリテーションを取り入れたい人向けに

『いつもの会議に改革を!』~参加型会議のコツ~

が浜松市の市民協働センターで開催されました。
私も本を読んで課題を解決する”リーディングファシリテーター”と
ストーリー思考で潜在的課題を解決する”FutureMappingファシリテーター”なので、
勉強のため参加しました。

リンク先にもありますが、
講師紹介:

青木将幸ファシリテーター事務所 代表、青木 将幸さん
【略歴】
1976年生まれの熊野出身。
95年からNPO向けの組織運営トレーニングの開発、ファシリテーションに関わる
2003年に青木将幸ファシリテーター事務所を設立
年間100回ほどのペースで会議・ワークショップ・参加体験型研修の進行役を務める

【著書】
『市民の会議術 ミーティング・ファシリテーション入門』
『アイスブレイク・ベスト50』
『マーキーのこんな会議を見た!』

淡路島を拠点に全国を飛び回り、ファシリテーションをやっている
『旅芸人』のような職業だと、ご本人談。

これ無料ですか?

13:30~17:00の時間と結構長丁場。休憩があるとは言っても3時間超えです。
ファシリテーションのテクニックをいくつかと、
ミニファシリテーションをやってみよう。というのでした。

今回のこれ、参加費無料だったんですよ。
しかも定員40名のところ、実際に参加したのは22名と定員割れ。
定員超えたらNPO団体関係者が優先ですよ。とは書かれてましたが・・・

会社で毎週の様に
”参加者の時間を奪う”会議を開いている
リーダー、管理職の人は来ないんだね。

数名、会社勤めの方もいらっしゃいました。
この方たちの周りで”活きた会議”が始まることを楽しみにしています。

マインドマップで紹介

大きく2部に分かれていたので、マインドマップのセンターが二つになりました。
一部は講師の青木さんがファシリテーションでこんな事やってます。
“ファシリテーションのコツ”
二部は参加者がそれぞれ進行役をやりながらの”お困り事解決会議”

ファシリテーションのコツでは、
参加者が発言しやすい環境を作り、発言を促すにはどうしているのか?
参加者(グループ)全員が同じ認識で話しをするにはどうしているのか?
というのをお話して頂きました。
ポイントは話すネタを考える時間を与える事、話すネタを手元に準備させる事ですって。

この中で、今回の参加者が考える
”良い会議” “悪い会議”も出していきました。

【良い会議】
・発言する人が多い(できれば全員)
・目的やゴールを皆が共有している
・時間通りに始まり、終わる時間も予定通りor予定より早く
等々

【悪い会議】
・人の顔色ばかり伺って本音が言えない
・他人の意見を否定する
・参加する意味がない
等々

写真に出ている言葉も、少人数グループで合意が取れたものを全体に共有したものです。
参加者各自が思っている物はもっと、多岐に渡ります。

 

二部は5~6人グループで、皆のお困り事解決会議!
小さな会議の進行やるのと、各自の困り事に皆で考えるので
短時間でも他者共感、相互理解が生まれやすくなりますね。

【どんな進め方?】
・1人の困り事 会議は10分
・進行役と書記役を各一名設ける
・1人の困り事に、他の皆は全力で考える
・10分たったら、役割交代
・50分~60分で皆が困り事を出して、進行役やって、書記をやる

10分なんで、しっかり解決に至らないけど、
色々な意見が出ればOK。
さっき皆で考えた「良い会議」「悪い会議」もたまに見てね。

「ヨソモノ」のファシリテーター

最後は私の意見です。

所属する社内で、団体でファシリテーションをやる機会があると思います。
そういった時に気をつけなくてはいけないのが、
「ファシリテーターが会議の方向を決めない」事。

自分が直接的に関わる場合、自分の考えに寄らしたいと
意識的か無意識か働きます。
これらを知って、中立の立場を保つ事が大切です。

第三者のファシリテーターは、
ファシリテーターとして答えがどのようになろうと、
参加者の同意形成がとれた答えならなんでもOKになります。
社内の力関係とかも関係ないので、
場を乱すなら偉い人でもやんわり指します。

ファシリテーターは無知なくらいがちょうど良い。
変に専門知識持ってると、話を拡げる事なく進めてしまいます。
ファシリテーターが自分の世界を、参加者に押し付ける事にもなりかねません。
ファシリテーターも”Stay hungry, stay foolish”で良いよね。

 

P.S.

皆さんの周りの会議は良い会議ですか?悪い会議ですか?

会議の結論は合意がとれたものですか?強引に決められたものですか?

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