「ありがとう」はなぜ難しいのか?

Спасибо
Danke
Merci
Obrigado
Grazie
Gracias
Thank you
ありがとう

コミュニケーションスキルのためにNLPを学びにいったある日のセミナーで、
「日本人の日常に”ありがとう”が少ない」
「”ありがとう”を言う事で他の人たちとの違いになる」
なんてことを聞いた・・・・・・と記憶しています。

日本だと”すみません”と”ありがとう”が混在していて、
“すみません”の方が出番多いのではないでしょうかね?

まぁ、それを聞いてからは”ありがとう”を使う様に意識している杉山です。
メールなんかで書く時は漢字にしようか、ひらがなにしようか軽く迷う杉山です。

漢字で書くと”有り難う”って何が難しいのさって思っていましたが、
とある本を読んでいたら答えがあったので「これは書いておこう!」となりました。
よい本をありがとう。

有り難う

漢字で書くとこうなります。
意味は多分見たままなのではないでしょうかね。

「有る」ことが「難しい」=めったにない。めずらしい。有り難し。

めずらしいこと。奇跡に感謝する言葉として「ありがとう」なんですね。

良いときも悪いときも感謝

あることが当たり前の物事や、
苦難に対しても感謝の心で受け入れる。

自分にとって良いことをしてくれる人には「ありがとう」って素直に言えますが、
苦難を与えてくれる人、問題を持ってきてくれる人には「ありがとう」って言いづらいですよね。
成功者とそうでない人をわけるポイントがココ。

朝起きたら布団があって、部屋があって家がある。
家には家族が居て、何も言わずともご飯が出てきて、会社や学校に通う。
これらを感謝してすごしていないですよね。

なんで?

当たり前だから?

あるのが当然だと感じてしまうと、そこに感謝の心を持つことは難しいですよね。
ちょっと視点を変えて見ましょう。
紛争地帯で生活する子供達が、
1日だけでも宿と食事を心配することなく過ごす事ができると聞いたらどう思うでしょうか。

宿、食事、命が軽んじられる世界もある中では、
安心して寝られて、食事ができて、働けることは「奇跡」です。「有り難し」です。

仕事では対立する人が居たり、何かと邪魔してくる人も居ます。
仕事仲間にはかえって仕事を増やしてくれると感じる人も居ます。
でも、あなたが居ることが「奇跡」であり、
相手がそこに居ることも「奇跡」であるのだから、
その間で起こる全てのことが「奇跡」で有り難いことです。

『~だったら良かったのに・・・・・・』と欲を出すときりがなく、感謝なんてできませんが
まずはそこに在ること。言動に”ありがとう”を伝えてみたらどうでしょうか?

直接伝えるのが照れくさいのであれば、心の中で思うだけでも良いですね。
どうですか?
周りの見え方・聞こえ方・感じ方、何が変わりました?

 

今日は稲盛和夫さんの「心」って本を読んで感じた感謝について書かせてもらいました。
なぜ「難しい」なんて文字が入っているのかを知って、更にこの「ありがとう」の大切さを感じました。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

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