本のレビューです。
タイトルは「アンマーケティング(UN MARKETING)」
初めてタイトルを見たときはマーケティングをしないのかな?と思いましたが、
現代の間違いだらけのマーケティングとは違う「マーケティング」なのでUN-MARKETINGなのだとか。
間違いだらけのマーケティング
まず、マーケティングとはなんなのか?
「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」
(wikipedia)
見込み客を集めて、見込み客に商品・サービスを買って貰うようにすることですね。
んで、商品・サービスの広告を出して、営業にって・・・
商品・サービスの広告を出していたり、ましては営業に行くためのツールでマーケティングを使っていたら
それはセールスですよって話。
こんな事で悩んでいたらマーケティングを見直してみませんか?
・それなりの反応率があるけど、毎月の広告費も多い・・・
・翌月の売上は開けてみないとわからない・・・
・チャネルがどんどん増えてきて、マーケティング技術に追いつけない・・・
なんのためにマーケティング
小売りやサービスを提供している場合、わかり易いのがリピーターや継続利用してくれる顧客。
「商品が良いからまた買ってくれる」「このサービスは最新だから続けてくれる」
という妄想は早く捨てた方が良いよね。
「商品が良いからまた買ってくれる」⇒他に良い商品が出たらそっちにいってもOK!
「このサービスは最新だから続けてくれる」⇒新たなサービスが出たらどうぞ乗り換えてください!
って言ってるんですか?
確かに商品・サービスを買って貰うのも大事だけど、
マーケティングで築きたいのは生涯に渡る顧客との関係作りではないでしょうか?
それを本当のマーケティング、この本では”UN-MARKETING”で築きませんか?
本当のマーケティング
この本でマーケティングとは何か?というと
「いつ何時でも、誰かが、あなたのビジネスについて話す機会が全てマーケティングである」
誰か・・・あなたが話す時もそう。顧客が友人に話す時もそう。この友人がまた別の友人に話す時もそう。
そして、”話し”とは対面での話しだけでなく、SNSやWEBのレビューページへの書き込みに至るまでを言う。
自分以外が話すところまで管理できないよ!って思うかもしれません。
言われる事は管理できませんが、それに対しての対応はできますよね?そこでマーケティングです。
批判的なメッセージにこそ対応を
SNSなどでちょくちょく耳にする「炎上」
批判的なメッセージほど拡散されていくのが早く、早期に対応しないとブランドイメージに傷が付いてしまいますね。
「炎上商法」ならば成功なので良いですが・・・
「火消し」対応って考えるとダメージをどれだけ小さくできるのか?って考えてしまいますが、
クレーム対応の結果、ファンを作り上げることもできる事をトップマーケターの方々は知っています。
私も昔、ある会社の、顧客へのフォローミスで無駄足を踏まされた事がありました。
「1日潰されたんだけど、どうするの?」
その後の会社の対応は、私が考えていたレベルを1~2段超えたものでした。
こっちがお礼言っちゃうくらいなんで、今でも関係を続けさせて貰ってますよ!
SNSの自動化はあり?
本の一節にSNSの自動化について書かれており、
それは自動フォローや、自動メッセージについての事でした。
自動フォローはフォロワーを増やしていくのには有効だが、フォロワーの質が下がるデメリットもあると言うこと。
自動メッセージは、定期的にフォロワーの目に止まるようにはなるが、そのメッセージの信頼性やあなた自身の信頼性を場合によっては下げてしまう事があるよ・と書かれていた。
生涯に渡る関係作りのためにマーケティングをするのだけれども、
その関係性とはどういったものを求めているのか?それによってツールや手法の有効性は変わってきます。
日々のマーケティングに疲れたあなたに、アンマーケティング。如何でしょうか?
っと進めたいのですが、基本入手がダイレクト出版の月間ビジネス選書だけなのです。
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