動く人は作れないけど、人が動く環境は作れる

「会社の従業員が動いてくれない。」
「考えて動いてくれる人が増えればもっと楽になるのに・・・」

人は居るけど、売上に繋がらない。仕事が楽にならない会社ではこんな言葉がどこかで漏れていませんか?

どうも、前職のソフトウェア開発会社では”動かない従業員”だった杉山です。

残念な事ですが、人を変えるというのは周りからはどうしようもありません。
変えるか変えないかを決めるのも、実際に何を変えるのも本人次第だから。

私も会社内では動かない従業員ですが、場所が変われば積極的に動いていたんですよ。
”人が動かない”のではなくて、
”人が動かない環境を作り上げている”のは誰ですか?って話です。

目的と目標と意義はなんだ?

私が積極的に動けたのは次の2つの場面でした。

  • セミナーのアシスタント
  • スポーツイベントの主催者側

スポーツイベントの主催者側で、大会運営の時なんて
会社の同僚に「杉山さんってこんなに動く人だったんですね。」と驚かれました。

どちらも休日使っていて、完全無給。
セミナーアシスタントなんて、交通費と宿泊費を持ち出しですから金銭的にはマイナスです。

セミナーアシスタントはセミナー運営について学べるという一面もありますが、
セミナー受講生が優先ですし、動き回っていてノート書き込む余裕がなかったです。
スポーツイベントの主催に関しては、学びは無いでしょうね・・・

そんな、金銭的メリットもなく、見返りもほぼないような事に
給料貰える仕事より動けた理由はなんだったのか?というと

目的・目標と意義が関係者に共有されており、関係者全員がそれに向かって動いていたから

今、何が必要で、何が足りていないのか?自分にできる事はなんだ?確認する相手は誰だ?
と言う事が考えられる環境でした。

手段・手順だけ言われても・・・

では、前職のソフトウェア開発会社はどんな環境だったのか?

目標値と、手段や手順だけ伝達。

1年に1回だけ、1年の会社の目標だけ伝えられます。
あとは日々、手段や手順だけ伝えられます。

目標値もそれをクリアしなければいけない背景や、クリアできないとどうなるの?って説明なしです。
(1回理由を聞いた時は『去年こうだったから数%上げた』と言われましたよ)

私だけかもしれませんが、
『この環境でどうやって、率先して動けばいいのかわからない』という状況でした。

環境を変えれば全てうまくいく訳ではない

さて、私と前職場では環境が少し変われば私の立場も変わっていたであろうと言う事を読んで頂きましたが、
どんな場所でも環境変えればうまく行くと言う事はありませんので、ご注意。

環境を変えれば、当然嫌がる人、離れていく人も出てきます。

自分たちの事業を進める上で、どんな人が居て、その人達にどう働いてもらいたいのか。
それらを考えた上で”変える”と決めたのであれば、変えましょう。

自分たちが今どんな状況なのか?どうしていけば良いのか?
外から見ないとわからない事もあります。
そんな時は一度ご相談ください。

 

 

P.S.
前職場ですが、私の要望は伝えた上で会社側がそれを”やらない”と決めたので私も”辞める”事を決めました。

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