仕事でもSNSやWEBシステムが拡がってきていますが、
まだまだ電子メールの出番は多いですね。
手軽に送れるメールですが、宛先間違えに気をつけたり、
件名にルールがあったりする場合に一文字ずつ確認したり・・・
頻繁に作るメールだと、この数秒~数分が勿体ない!
と思ったらどうするか?
『自動化できないか?』となりますよ・・・ね。
私はGmailを使っているのでGmailの下書き作成を自動化する方法をちょっと調べてみました。
今回のゴール
あらかじめ決められた宛先、cc宛にメールを作成し、下書きに保存する。
メールの件名は”作成日”+”_送り主名_”+定型文とする。
1アクションでこれができる。Gmailの下書きに保存されていたら楽できそう。
ちょっと改良すれば、1週間分を1アクションで作ったりもできそうですね。
使う物
プログラミングはGoogle Apps Script(GAS)で書きます。
PCからだけではなく、スマホや他の端末からもGmail下書き自動化を利用したい。と言うのと、
GmailAppを利用すればGmail下書きが作成できる。と言うのがわかったので、
ライブラリ参照とかせずにGmailAppを利用できるGASを選択。
あとはGAS自体がGoogleのアカウント使って作成・実行しているので、
同じアカウントなら認証云々要らないってのも理由です。
エディタも実行もWEBサーバー上で完結するので、
ローカル環境に何も用意しなくていいのも楽です。
GASの編集・実行はググる かググる と出てくるページをご参考に。
コードをどーん
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 |
function myFunction () { var toAddr = "foo@sample.com"; var ccAddr = "bar@sample.com"; var mailBody = "" ; var mailHtmlBody = ""; var day = new Date(); var title = Utilities.formatDate(day, "Asia/Tokyo", "yyyy/MM/dd"); title = title + "_杉山達也_報告"; var mailArgs = { cc: ccAddr, htmlBody: mailHtmlBody }; GmailApp.createDraft(toAddr, title, mailBody, mailArgs); } |
下書きを作成しているのが15行目の”GmailApp.createDraft”で、
宛先や本文は固定値なのでリテラルで記述しています。
日付の文字列化もUtilライブラリが用意されているので利用してあげると
20行も書かずにできてしまいました。
実行する度に、Gmailに下書きが作成されます。
調子に乗って実行していると、下書きを消す作業に追われる事になりましたが、
宛先設定と件名設定は間違えないでGmail下書きが作れるようになりました。
次回は、
繰り返しと条件分岐を加えて、1回の実行で複数の下書きが作成されるようにしてみます。
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