SDGsを取り入れるなら同じ発想方法を使いましょ

浜松も「SDGs未来都市」という事で、
チョコチョコとSDGsへの取り組みを耳にします。

SDGsは開発目標って言われていますが、
クリアするためのハードルって高いですよね。

なんでこんな高いハードルになってるんだろ…
って知りたくて
『2030 SDGsカードゲーム』を体験しに東京まで出向く杉山です。

SDGsとは

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
エスディジーズって読んでます。
ポイントは”持続可能”なんだと思う。

2030年までに国連加盟国が達成したい指針目標で、
17個の目標があります。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

それぞれの目標に、何ができていると達成。って指標もあります。

なんでこんなに高いの?

目標は達成したいものです。

達成しやすい目標は、ハードルが低いもの。

でも、SDGsの目標は高い。
採択取られた段階では、
どうやって実現するのか?
そもそも実現できるのか?

そんな目標だった。

今の段階でもそれが劇的に変わっている訳でもないですが。

 

どうして、実現性が不確かなものが目標になっているのか?

2030年までにこの目標を達成していないと、その先の人類の生活に支障をきたす。

指標を出して、それを目標にしたようです。
169のターゲットはその目標を達成するためには
これやればできるよね?と考えたもの。
バックキャスティングで考えた。そうです。

未来のビジョンを先に作って、そこに至るまでの道筋を作ったのがSDGsの17の目標と169のターゲット。

一つ一つ考えていたら達成できない

SDGsカードゲームを体験すると良くわかるのですが、
17の目標のどれか一つだけクリアしようとすると、
他の目標が悪化します。

例えば、この二つ
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
だけ考えると、
この中には環境を考える必要がありません。
経済、技術革新を突き進むと、環境が悪化する世界が完成します。

つまり、17の目標を多面的に捉えて、
それぞれの行動を考え、実施していかないといけません。

「SDGsを企業活動に取り入れる」というのは良い事ですが、
1つの目標だけ、1つのターゲットだけを視野にいれた活動は
他の目標達成を阻害する原因になります。

企業活動もバックキャスティングで考えましょう

「今何ができるのか?」というフォアキャスティングでSDGsを考えると、
どれか別の目標を悪化させるか、何も行動できなくなります。

で、あれば

SDGsの目標とターゲットを考えたのと同じ
フォアキャスティングで会社の活動計画を考えたらどうでしょうか?
SDGsの目標が全て整った世界の中で

あなたの会社は社会にどんな存在として見られているのでしょうか?

あなたの会社で働く人達は、どんな思いを持って働いているでしょうか?

もしかすると、今とは違う場所で働いているかもしれません。それはどこでしょうか?

未来の姿が出来上がったら、そこにどのように向かうのかを決めていきましょう。

 

ポイントは未来の像を具体的にすることと、
そこに出てきた全てのものを受け入れる事です。
全てが出切るまで判断をしてはいけません。

もしかすると、今のビジネスの延長戦から外れたゴールが出るかもしれません。
しかし、よく見てみるとSDGsへの最短距離だったり、
2030年以降も活躍できる分野になっているかもしれませんよ。

 

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