言動をコロコロ変えると信頼されない?

こんにちは。

まだまだ吉本興業の岡本社長から学べる事が多いですね。

会見の中で宮迫さんの契約解除と、
田村さんの謹慎の処分撤回を発表しましたが、
処分撤回を決めた事で何か好転したかと言うと、どうやら逆効果な気がしてます。

なんであの2人の処遇が撤回されたのか?

自分たちを告発するような会見をする行動力があるから?
世間・関係者から反発の声があったからですか?

端から見ると、言動が一致していないと
見られたり、聞こえたり、感じられたりするのですが、
本人はそんな風には思っていないので、このままだと周囲の信頼を失っていく事になります。

会見から1日経った今でも、
吉本のHPには処分撤回についてのお知らせが掲載されていないのですが、
本当に撤回されるのかなぁ。

朝令暮改

発言がコロコロ変わる様子を表す故事成語で、「朝令暮改」という言葉がありますね。

”朝出した法令が夕方には変わり、法令がすぐに変わって一定しない事”です。
暮らしに直結するような、課税などの法令が一日の間でコロコロ変わって一定しないことで、
法令・政治に振り回される農民の苦しみを訴えた言葉でもあります。

コロコロと法令を変えることが問題では無くて、
国を支える一員である農民を振り回して、苦しませている事が問題です。

一日の間にコロコロと法令を変えても、
起きている事象と合わせて、農民の生活を安定させるためにやっていたなら
良い事として残っていたんでしょうけどね。

今回の芸人さん(吉本的にはタレント)への処遇をコロコロ変えた事は、
誰のために変えたのか?
が全くわからない(少なくとも芸人ファーストではない)ので
信頼が置けなく感じました。

 

言動の根っこは何か?

会社の中では、役職ごとに責任と権限があり、
言葉使いがふさわしいとか、ふさわしくないとか・・・
時勢に流されてその場の雰囲気で決めてしまっていませんか?

最近の学んだ言葉の中に言い言葉があったので紹介しておきますね。

「本を忘れず、末を乱さす - 反始慎終ー」

私達は人の言動などは、どうしても枝葉の部分に目がいきます。
所作が綺麗であったり、言動がハッキリしている人は安心感がありますよね。
そんな人になりたくて、自分の言動・枝葉にばかり気をつかっていることありませんか?

でも、安心感がある人、信頼できる人は実はその枝葉の言動には気をつかっていなかったりします。
人として会社として1本の筋、根っこをしっかりと持つ事だけを意識しています。
言動は常に、筋・根っこに合った言動か?反していないか?これだけです。

筋が通った人の言動が、朝令暮改でも周りの人は信頼してついてきてくれます。

筋が通っていない、根っこが定まっていない人の言動は、
小さな事にもひっかりを覚える人が出てきます。
信頼してついてくる人も少ないでしょう。

 

企業の根っこは創業者の想い、企業理念ですね。
社内の全員がその根っこに則した言動を常にしているのか?
企業に対する信頼はそこから生まれていきます。
理念は作ってあるけども、社員に浸透していない会社は社員の言動が一致していませんよね。

個人の根っこは何でしょうか?
私は、両親・祖父母の教えや生き様が根っこでしたが、
皆さんの「根っこ」なんですか?

 

根っこを持っているのか?
その根は張り巡らされているのか?
その根を感じながらの言動は信頼され、
その場限りの言動はどんな綺麗事であっても見透かされてしまいます。

根が張り巡らされた良い企業が増える事をお祈りしています。

コメント