「相手の反応が自分のコミュニケーションの成果」
これは私が職場のメンバーとのコミュニケーションで悩み、セミナーを受講したNLPの中で言われた事。
(NLPの前提の中の一つなので、調べるとすぐに出ます)
これを言われた当時、反発する気持ちがとても大きく、そして
この言葉を自分なりに理解した時、納得感が大きかった言葉なんです。
相手の能力だろ?
言われた当時の私の素直な感想はこれ。
同じ言い方して大半の人には伝わるのに、ごく一部の人に伝わらない。
伝わらない相手の何が原因なのか?そんな気持ちで受講していたから当然な感想です。
でも…
コミュニケーションの目的は?
“あなたのコミュニケーションの成果は相手の反応”この言葉に、納得できない状態でセミナー受講を続けていた中で、また印象深い言葉が投げかけられました。
それがこの言葉「コミュニケーションの目的はなんですか?」
・自分の言葉で伝えること?
・納得させること?
・共感してもらうこと?
答えは当時の私は思いつくことができませんでした。
人が最初にとるコミュニケーションは何か?
非言語コミュニケーションと言う言葉があるように、言葉を使わなくてもコミュニケーションは可能です。
そして、非言語のみで周りの人達とコミュニケーションを取っていた経験が私達にはあります。
それは赤ちゃんの時。
人は生まれながらにコミュニケーションの能力を備えていた。のです。
この時のコミュニケーションの目的には「言葉で伝える」ことはありませんし、「納得させる」こともありません。
「共感してもらう」ことは少しあるかもしれませんが、それ以上の目的があります。
少し想像してみてください。
生まれたばかりの赤ちゃんとその両親がいます。
それまで寝ていた赤ちゃんは急に泣き出しました。
両親はどうするでしょうか?
目的と手段
言語で伝える、非言語で伝える。これらは目的では無くて手段です。
相手に納得させる、共感してもらうことも手段で、目的ではなかったのです。
目的を達成することを考えずにしているコミュニケーションでは、相手が思った通りに動かないことも納得です。
この辺りで私の中で「腑に落ちた」と思います。
コミュニケーションの目的を達成する為に、誰かを変える必要があったとしたら誰を変えるのが一番早くできそうでしょうか?
そうです、自分自身を変えるのが一番早くできそうです。
それをやらずに、伝わらない相手に対して批判していただけでは何も進まない事がわかりました。
相手の反応が成果であり、評価
ある人に取ったコミュニケーションが上手くいったのであれば、その人に対してのコミュニケーションの手段が良かったと評価。
別の人に取ったコミュニケーションが上手くいかなかったのであれば、その人に対するコミュニケーション手段として違った手段を取った方が良いことを表しているのかもしれないと評価。
冒頭の私がその場の大半に対して伝わっていたのは、ただその場に居た人たちとコミュニケーションのタイプが近かったからだけなのかもしれません。
「相手の反応があなたのコミュニケーションの成果」あなたはどのように感じますか?
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