私は移動手段の1つに自転車も使っています。
その自転車はロードバイクで、シティサイクルには当たり前な駐輪用のスタンドが付いていません。
コンビニに立ち寄った時なんかは、金網やポールに立てかける事で停めていました。
しかし、街乗りの機会が増えたので折りたたみ式のスタンドを取り付けたんですね。
でもね・・・
取り付けた当日以外何ヶ月も使っていないことに気づいたんです。
使っていないスタンドを括り付けて自転車を僅かながらも重くして、
自宅ではディスプレイスタンドが使いにくいと言うデメリットだらけの状態に気づいたのです。
で、これって知識や情報の「いつか使うかもしれない」にも同じこと言えそうだなと思いませんか?
いつか使うためのセミナー
新しい技術や、事例を聞くセミナーで考えます。
この場合、セミナー受講中の時間が勿体ないのと、セミナー受講後の考えが限られてしまうというデメリットがあります。
どういうことか?
セミナー受講しているので、なんとなく『勉強している、仕事している』ように思えますが、
実際に使う場面を想定しているわけではないので、聞いているけど理解できていない状態がほとんどです。
言葉は耳に入っているので、話は知っている。
けども、噛み砕くこともできなければ、応用することもできない状態です。
聞いている時間勿体なくない?
セミナー後、何か仕事の場面で課題に当たった時に『セミナーの内容が使えるかも?』と頭に浮かんでも
理解できていないので、使えません。
で、他のやりかたを考えようとしても、セミナーで聞いたやり方から離れることができずブレイクスルーには至りません。
セミナーで聞いたやり方を採用しようとすれば、1から勉強するか
もう一度セミナーに出席するかしないとなってしまいます。
いつか使うかもしれないスキル
技術的ノウハウとか、ソフトウェアの使い方等々。
新しいのが出たので、いつか使うために勉強する時間を・・・って場合も大体時間の無駄になりますね。
『1人で、仕事の時間外で勉強しているから良いだろ?』
という方はどうぞ続けて。
特にソフトウェアなんかの使い方の勉強について言えるのですが、
半年~一年経つと、ソフトウェアのアップデートがあって、使い勝手が変わってしまう。
とか、別のソフトウェアがでて”今の主流はそっち”ということもある。
仮に勉強した時と同じソフト、同じバージョンで使えたとしても、
半年~一年前に覚えたつもりの操作感は忘れているもんです。
数日掛けて学んだけど、実際に使う時にもまた数日掛かったら・・・
使用をOFFにするのはコスト0?
自転車のスタンドと違い、知識は重さが無いからと思いがちですが、
思考が限定されるというのは重りではないでしょうか?
じゃあこれを使わない様にすれば良い!と言っても
自転車のスタンドの様に取り外しができません。
意識的に『使わない様にする』というコストがそこには掛かっています。
限定されがちな思考から、発想を膨らませることは意外と時間掛かりませんか?
使う場面を具体的に思い浮かべられる状態で学ぶ
一番良いのは学びの場で、実際に近い状況を想定してTryすること。
Tryすると、頭では上手くできているのに上手くいかないことがでたり、新たな課題が見つかります。
その場で講師やトレーナーに質問して解決することができれば、1人で悩んで時間潰すより遙かに良いでしょ?
講師やトレーナー側の立場でも、そのような質問をしてもらえると『真剣に聞いてくれている』と伝わるし、
親身になって答えようという気持ちが強くなります。
反対に、ただ聞きに来た。って人の質問は中身がない質問がほとんどでで、場の雰囲気も微妙にしてくれるので
講師・トレーナーからすると面白くないです。
情報や知識・スキルは「今必要なモノ」を学ぶ方が
覚えるのも早いし、教えてくれる側の印象も良いよって話でしたが、いかがでしょうか?
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