「自分はコミュニケーションに自信があり、相手に100%間違いなく伝わるよ」って自信満々な方はここには来られていないと思って話を進めます。
仕事の場で後輩とかに仕事の指示をする一場面。
「○○~△△~。わかった?」
「はい!」
「じゃあ、よろしくね」
この後何度もやり直しする事、少なくありませんよね。そして
「わかったって言ってたよね?」
私自身、これを避けたくて色々勉強し始めました。
そして『正しく伝わることなんて無い』って考えるようにしました。
冒頭の様に自信満々な人には聞いてみたいです
「こんなにも間違って伝わる要因があるのに、100%伝わるってどうして言えるの?」と。
会話における様々なフィルター
NLPのセミナートレーナーも「知れば知るほど間違って伝わって無いか、心配する事が増える」と言ってました。
それほどあなたが思っていることを相手に伝わるまでにはフィルターがあります。
全てのフィルターを超え、残ったものが相手に伝わります。
例えば、「言葉から想起されるものの違い」
“仕事”という言葉からどんなことを連想しますか?1分考えて書き出してみてください。
私はこうでした。
「結果、工夫、相手、やりがい、広がり、楽しみ、発想、会話」
全部出た方は是非コメント欄に。
この様に、通じるけれどもその裏にある物が違っているフィルターです。
後輩は何がわかったのか?
多くのフィルターを通してコミュニケーションをしていた。
ではあなたの前の相手、仕事の後輩・部下は何が『わかった』のでしょうか。
あなたが言っている『言葉』が『言葉』として理解できた。
ただこれだけ。
あとは、あなたが言わんとしていることはこうかな?と頭の中で組み立てて、そこにおかしな所がなければ大丈夫だ。となって「わかりました!」となっている。
ではどうする
“伝えたい事を100%伝える”これはほぼ不可能なゴールだと考えます。
コミュニケーションのゴールを ”相手に動いてもらう、行動してもらう”にする事から始め、
「○○~△△~。わかった?」
「はい!」
「じゃあ、今からやることを聞いてもいいかな?」
と、行動とその終わりの認識を確認することでは無いでしょうか。
コミュニケーションのゴールは誰と作るのか
ここまで、伝える側の視点が多かったのですが、
コミュニケーションは伝える側と聞く側がいて成り立ちますよね。
そして、聞く側の意識も『相手が言っている事を私に100%伝わっていない』となっていれば確認する習慣ができてくると思います。
自信必要ですか?
ここまで読んで頂いて、まだ自分が話す事が相手に伝わるなんて自信が必要でしょうか?
「自分はコミュニケーションに自信があり、相手に100%間違いなく伝わるよ」って言えるでしょうか。
伝えた時、どのようにするのでしょうか?
聞いた時、どのようにするのでしょうか?
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