ある男の話。
数年前、その男は上司からプロジェクトへの参加を打診される。
仕事の内容は難しく、今までやってきた事のない内容をいくつかこなさなければ達成できない事は明らかだった。しかし上司の「大変だろうけど、『やりがい』がある仕事だから」という言葉を受けて男はプロジェクトへの参加を決意する。
それから約2年間、男はプロジェクトに携わってきた。
その間一度足りとも『やりがい』を感じる事はなく、ただただ業務に追われ消耗していくのを感じていた。
”この先も『やりがい』を感じることはないだろう。”そう思い、男はプロジェクトからの離脱を上司に申し入れる。
それを聞いた上司はこう聞いてきた「こんなに『やりがい』があるのに何がダメだった?」
男「・・・」
『やりがい』は人それぞれ
同じ人でも職種が変われば『やりがい』を感じるポイントは変わってくるでしょうし、
同じ職種でもやる人が違えば『やりがい』を感じるポイントは変わってきます。
先の男と上司の間にも『やりがい』を感じる場所に大きな違いがありました。
『やりがい』とか『成功』とか
話し手と聞き手がお互い違うことを思い浮かべる。そんな言葉を使って会話をしているとこんな事が起こります。
ある言葉から何を想像するか、それは人それぞれ違います。
それを知っているだけでお互いの考えが違って後で揉めることも減らせますよ。
あなたはどんなことで『やりがい』を感じますか?
そして、あなたの周りの人たちはどんな事で『やりがい』を感じますか?
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