来週開催する読書会の課題本「転職の思考法」をフォトリーディング&マインドマップ化。
Amazonのレビューにもあったけど社会人だけでなく、就職前の学生達にも読んで、話し合って欲しいなぁと思う書籍でした。
会社員の方に質問です。
「あなたの会社では、この本を読んでいることを皆の前で話せますか?」
社長・経営者の方に質問です。
「従業員にこの本を薦められますか?」
答えが「ノー」である場合、
”転職は悪”だという幻想が消えた時に人が離れていく会社かもしれません。
転職は悪ではない
転職回数で良く比較されるのがアメリカの転職回数でしょうか?
50歳になるまでにアメリカ人は平均で10回以上の転職をしていると。
対して日本は平均1回未満。
1つの企業に長く居続けた者が評価される。とか
何度も転職するなんて何か問題あるのでは?なんて言われたりしています。
この違いに、日本とアメリカの会社文化の違いや、個人の考えの違いとかを並べて解説されたりしましたが、
私はこの本の中の一文が全てじゃないかな?と思いました。
「転職が悪だというのは、新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した、姑息な言い訳にすぎない。」
「転職の思考法」の一文より抜粋
経験や知識・スキルの幅を増やして、働き方の選択肢を増やす1つの手段が”転職”です。
そして、”転職”するにはその人の魅力が不可欠になります。
これをしない事を正当化するために「転職は悪」に仕立て上げてしまったんだと。
誰のために働く?
同じ会社で同じ年数働いてきた2人がいる。
1人は今の会社が潰れても食べていく事はできる。しかし、もう1人は会社が潰れたら食べていく事ができない。
この2人の違いとは何か?
能力?経験?学歴?実績?
もっと根幹の違い。
それはこの本から探してみつけて欲しい。
自分の価値を知ろう
この本も私も、転職しろ!と強く言っているのではないです。
正しく判断して、今の会社で働くことを選んで結果を出していって欲しいし、
転職を考えた時に間違った転職をしないで欲しいだけ。
判断する材料の1つに自分のマーケットバリュー(市場価値)がありますよ。
自分の市場価値を知っていれば、今の会社で働くか、転職するのか判断する材料になるし、
転職を決断するときの不安も小さくなると思います。
自分の市場価値はこうやって考えるのか!と言うのも載ってます。
読む事を勧められる会社は?
冒頭の質問で「イエス」と答えられる会社は、
会社のビジョンが明確であり、従業員は働きがい・やりがいを感じているのでしょう。
従業員は皆「自分たちの仕事に誇りを持っていて、その仕事を周りの人に話したいと思っている」
さて?どれほどの会社があてはまる?
そんな会社を目指している社長さんからのご連絡をお待ちしています。
書籍「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法」
著者:北野 唯我さん
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